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第1275回例会 通常例会
平成29年3月3日(金)12:15~13:30 名古屋観光ホテル 伊吹の間

<会長挨拶>

 皆さん、こんにちは。3月に入って陽気が良くなりましたので、皆さんお忙しいのか(笑)出席者が少なく感じます。私たちライオンズクラブのアクティビティであります「交通少年団卒団式」が2月25日にございまして、私と、計画委員長の一柳L、次期会長の貝出Lの3名が出席致しました。そして例年通り記念品贈呈と薬物禁止のDVDを流し無事に終了致しました。その後、中警察より感謝状をいただいて参りました。ありがとうございました。

おめでとう誕生日3月

 3月に誕生日を迎えられたのはL丹羽孝爾(3月8日)です。

3月お誕生日L丹羽

【3月お誕生日L丹羽、会長L家田】


<スピーチ>

「日本画の絵具について」 L森 憲善


 私が入会してからずっと、「あなたの商売何ですか?」と聞かれると、「日本画の材料屋です。」と答えても、関係のある人は少なく、水墨画や絵と違い手軽に始められるものではないので、今日は是非現物を見て頂こうとお持ちしました。元々祖父が岐阜出身で、昔から各務原では絵を描く絹を織っていて、それを京都へ持っていき、京都から全国へ流すというのが当時のルートでした。その卸しをしていた関係で、日本画の絵具屋になったわけです。昔から使われている絵具は主としてこの4つ、
「胡粉、朱、緑青、郡青」です。
1.胡粉は、元々中国、胡の国から来たと言われています。胡瓜や胡桃のように西方から来たものを意味します。牡蠣の貝殻を粉にして、日本では白として使っています。
2.朱色は、色が褪せやすいので強度の強い水銀が材料となります。
昔は天然の泥と岩や石から絵具を作っていました。ある程度の色は取れますが、それでも取れない色はこれらから作られます。
3.例えば緑青は、原石を10段階に削って、濃い緑から薄い緑まで、細かく色を分けていきます。本丸御殿の葉の色がまさにこれです。緑はマラカイト、
4.ブルー(群青)はアズライト、どちらも銅を主成分としています。アズライトはフライパンで焼くことによって、(最後は真っ黒になりますが)、いろんな色が出せます。
いずれも簡単には手に入りません。この4つに加えて「金」も使って着色した建造物が日光東照宮です。本物を使うと莫大な費用が掛かるので、久能山の東照宮では天然のものを使わず人工的に着色されています。
群青が一番高価で、1尺角10万円位、金箔10センチ角数百円に比べて格段に高い。接着剤には膠が使用され、動物のゼラチン質から出来ています。100年以上長期に亘り長持ちします。日本画の絵具は希少で高価なもの。今日は本当にありがとうございました。

L森スピーチ 

【L森のスピーチ】

<本日のローア>

本日のローア

第1276回例会 例会
平成29年3月17日(金)12:15~13:30 名古屋観光ホテル 伊吹の間

  <会長挨拶>

  皆さんこんにちは。暦の上では彼岸の入りでございます。今日も出席者が少なく、何処へ行ってしまったのでしょうか?次回は揚輝荘の見学例会となります。名古屋の財閥、伊藤家が昭和の初めに建てたものでございます。400年前、伊藤家と一緒に清州越えを行った竹中さんが建設された大変立派な建物ですので、皆さん是非ご出席頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。
会長挨拶

【会長挨拶】

 
<スピーチ>
「私、知的財産で汗だくです」 L松浦 喜多男


 私の本業は皆さんご承知の通り弁理士でございます。特許、実用新案、意匠、商標、といった産業財産権に関する業務を生業としております。一方、知財という言葉が最近流行しており、この「知財」は産業財産権、著作権、不正競争防止法と秘密保持といった知的財産の総称です。私はその中で数年バタバタしておりまして、ライオンズでは幹事をしておりますが、どうしても行き当たりばったりになってしまうので、ちょっと大目に見てよ!という意味で、「私、知財支援で汗だくです。」というタイトルにさせて頂きました。
 今弁理士会で色々なことをやっておりまして、西へ東へ駆け回っております。知的財産支援センターのセンター長も4年務めました。そこでは、特許出願等援助や、学校教育支援、地域支援、その他には中小企業支援等も行っております。また4月1日からは知的財産経営センターも発足し、わが国の中小企業を色々な意味で支援していこうと、こちらもまたセンター長を務めることになりました。政府の動きと非常に関係していて、大きく2つの動きがあります。
 1つは、中小企業をもっと活発にするために育成し、知財マインドを上げる。実際中小企業381万社のうち特許出願件数が14%しかないので、これをサポートし数値を上げていく。
日本弁理士会が弁理士知的キャラバンを立ち上げ、申請のあった中小企業に最大3回まで訪問し、知的財産のコンサルティングや経営戦略を行い、競争力を高めた体力ある会社へと成果を上げています。
 2つめは、平成28年5月9日、阿部総理が知的財産戦略本部を開催し、「知的財産推進計画2016」が決定された。その内容は、
国民一人一人が、創造性豊かに知的財産を創り出し、使いこなせることを目指します。そのため、子供たちが知的財産について興味関心と正しい知識を持てるよう、産学官のコンソーシアムを立ち上げ、小学校段階から知的教育に取り組みます。
 ということで、弁理士会が核となって各地域で教育関係の勉強機関を立ち上げて子供に色々な教育をしようと動き始めました。「知的財産授業」として、弁理士が学校を訪問して知的財産についての授業を行ったり、教員の方向けに知的財産の学習教材をご用意したりしています。他には、大学の知的財産教育を支援し、大学講座へ講師を派遣し、大学の課題に沿った知財授業を展開しています。
 地方自治体等との知財支援協定締結も広がっていき、その結果、特許出願援助件数の増加に伴い、特許出願申請件数も増加しています。
そんなことで、私汗だくで毎日忙しくしておりますので、ライオンズの活動も含め、皆様にはどうかご理解頂きますよう、宜しくお願い申し上げ私のスピーチとさせて頂きます。
本日はありがとうございました。

L松浦スピーチ 

【L松浦のスピーチ】

 <本日のローア>

本日のローア

【スピーカーL松浦、L家田によるローア】